2008年11月17日

新型インフルエンザ対策:情報感度がポイント

 新型インフルエンザ対策で、被害の大小に最も影響するのはなにか。
 ワクチンやタミフルなど医薬品?
 マスクや消毒剤など衛生グッズ?
 食料や日常品の備蓄?

 答えは、「情報」である。

 災害対策というと、どうしても目に見えるものばかりに関心が向かいがちだ。
 新型インフルエンザについても、ワクチンの話やマスクの話に関心が向かいがちになる。
 ところが、「その時」に最も重要なのは、「情報」になりそうだ。
 
 新型インフルエンザは、他の災害と比べて違う点がいろいろあるが、その特徴のひとつは、被害が目に見えにくいということだ。
 地震なら、物が壊れたり、家が傾いたりする。
 どんなに鈍感な人でも、被害状況を一目見れば、何が起きたかが、すぐにわかる。
 どの程度の被害が発生したかもすぐにわかる。

 ところが、新型インフルエンザは、物的被害をもたらさないために、被害の進行が直接目で見えない。
 もちろん、外出する人が減ってきて、街中に人影が少なくなったら、間接的にその影響に気づくことができるが、目で確認できるのはその程度だ。
 
 新型インフルエンザの場合、災害の進行度合いを知るのは、外部から得られる情報以外にはない。
 WHO,厚生労働省、自治体の発信する情報を、迅速に正しくキャッチするかがポイントになる。

 テレビ、ラジオ、新聞、広報、インターネット、クチコミ・・・。
 情報感度が鈍い人は、対応が常に後手に回る。
 企業においては、フェーズ4Aに入った段階で、24時間の情報監視体制をとる必要がある。
 というのは、新型インフルエンザは世界的な災害なので、私たちが寝ているときにも事態はどんどん進展するからだ。
 新型インフルエンザが海外で発生して、日本国内に上陸するまでの時間的余裕はどれだけあるかは、さまざまな予想があるが、最短で4日。
 たった1日の対応の遅れが致命的であることがわかる。
posted by 平野喜久 at 11:33| 愛知 霧| Comment(0) | TrackBack(0) | リスクマネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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