新型インフルエンザ対策で、被害の大小に最も影響するのはなにか。
ワクチンやタミフルなど医薬品?
マスクや消毒剤など衛生グッズ?
食料や日常品の備蓄?
答えは、「情報」である。
災害対策というと、どうしても目に見えるものばかりに関心が向かいがちだ。
新型インフルエンザについても、ワクチンの話やマスクの話に関心が向かいがちになる。
ところが、「その時」に最も重要なのは、「情報」になりそうだ。
新型インフルエンザは、他の災害と比べて違う点がいろいろあるが、その特徴のひとつは、被害が目に見えにくいということだ。
地震なら、物が壊れたり、家が傾いたりする。
どんなに鈍感な人でも、被害状況を一目見れば、何が起きたかが、すぐにわかる。
どの程度の被害が発生したかもすぐにわかる。
ところが、新型インフルエンザは、物的被害をもたらさないために、被害の進行が直接目で見えない。
もちろん、外出する人が減ってきて、街中に人影が少なくなったら、間接的にその影響に気づくことができるが、目で確認できるのはその程度だ。
新型インフルエンザの場合、災害の進行度合いを知るのは、外部から得られる情報以外にはない。
WHO,厚生労働省、自治体の発信する情報を、迅速に正しくキャッチするかがポイントになる。
テレビ、ラジオ、新聞、広報、インターネット、クチコミ・・・。
情報感度が鈍い人は、対応が常に後手に回る。
企業においては、フェーズ4Aに入った段階で、24時間の情報監視体制をとる必要がある。
というのは、新型インフルエンザは世界的な災害なので、私たちが寝ているときにも事態はどんどん進展するからだ。
新型インフルエンザが海外で発生して、日本国内に上陸するまでの時間的余裕はどれだけあるかは、さまざまな予想があるが、最短で4日。
たった1日の対応の遅れが致命的であることがわかる。
2008年11月17日
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