2008年11月19日

アメリカビッグ3に公的支援?

 業績不振が続くゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、クライスラーの米3大自動車メーカーに経営破綻の可能性が出てきた。
 すでに大きな負債を抱えている上に、金融不況のあおりを受けて、流動性が極端に悪化したようだ。
 政府が公的資金を注入するしか救済の方法はないらしい。

 あの自由主義の総本山、アメリカで民間企業救済案が出てくることが驚きだ。
 金融機関の救済は、世界の金融システムの維持という大義名分があった。
 しかし、自動車メーカーの救済にどこまで公益性が認められるか。

 もちろん、ビッグ3が破綻すればその影響は大きい。
 関連企業は連鎖倒産し、大量の失業者があふれることになる。
 だからと言って、破綻企業の求めるままに公的資金を注入していたのでは、モラルハザードは避けられない。

 資金を注入すれば、ビッグ3は健全経営に立ち戻るのか?
 注入したとしても、大幅なリストラ、事業縮小は避けられず、失業者の増大、関連企業の倒産は起きる。
 結局、幹部連中の地位と報酬を維持できただけという結果になりはしないか。

 ビッグ3の幹部は、「破綻すれば、大量の失業者が出る」として、救済を求めている。
 これは、従業員を人質にとって身代金を要求しているように見える。
 公的資金を注入するとしても、現経営陣の総退陣、歴代経営陣の私財投入が前提でなければ、国民は納得しないのでは。

 自由主義と自己責任のアメリカで、この問題がどのように決着するのかが興味深い。

posted by 平野喜久 at 13:09| 愛知 霧| Comment(0) | TrackBack(1) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2008-11-19 15:29