TBS水曜ノンフィクション、本日のテーマは、新型インフルエンザだった。
1月に封切りになる映画「感染列島」のシーンを交えながら、説得力のある情報番組に仕上がっていた。
特に、1918年のスペインかぜを丁寧に取り上げていたのは、興味深かった。
過剰な演出で不安感を煽るような表現はなく、常に客観的で冷静な姿勢に好感がもてた。
番組ウェブサイトには「今週の『水曜ノンフィクション』は企業の防衛策も取材」とあったが、航空会社の事例だった。
確かに、航空会社は、最も的確で迅速な対応が求められる民間企業である。
出演者の無駄なおしゃべりが多い点が気になった。
国立国際医療センターの国際疾病センター長がコメンテーターとして出演していながら、ほとんど有益な情報を語らせることができなかったのは惜しい。
このような責任ある立場の人は、もともと公共の場では、慎重な発言しかできないのかもしれない。
時間の無くなった番組の最後に慌てて、防衛策のポイントを紹介していた。
新型インフルエンザは、想定被害の大きさに比べて、対策案が、非常に限られているのが特徴だ。
この番組の視聴者も、「結局、どうすればいいの?」というところで、フラストレーションがたまったことだろう。
今、そこにある危機に気付くことが第一。
この番組は所期の目的は十分果たせた。
いままで、この手のノンフィクションは、NHKの独擅場だった。
民放は、おバカタレントのバラエティばかりで視聴者離れを引き起こしており、新たな視聴者獲得を目指し始めたというところか。
2008年11月26日
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