新型インフルエンザ対策で情報収集の次に重要なのが、備蓄である。
パンデミック災害は、長期の及ぶという特徴がある。
それだけに備蓄は欠かせない。
地震の場合は、食糧備蓄は3日分というのがスタンダードだ。
というのは、たいていの場合、全国から支援物資が届くので、食べ物がなくて困るということがない。
過去の事例でも、食べ物がなくて困ったという例はない。
むしろ、食べきれないおにぎりが集まってしまい。その処分に困るぐらいであった。
新型インフルエンザの場合は、こうはいかない。
影響が長期に及ぶ上に、他からの支援が期待できない。
当然のことながら、行政は住民のケアに全力を挙げるはずだが、はたして食糧の配給が行き届くのにどれだけの時間がかかるかわからない。 となると、ある程度、各企業や家庭で備蓄をしておくしかない。
そこで問題になるのが、何をどのぐらい備蓄すればいいのか、ということだ。
備蓄は、次の3種類がある。
1.衛生用品(マスク、消毒剤など)
2.食料品
3.日用品(トイレットペーパー、洗剤など)
これらは、新型インフルエンザ発生の報道が行われると、早い段階で品切れになる。
物流が滞った場合、追加の入荷がいつになるかわからない。
映画「感染列島」では、人々がスーパーに殺到し、商品を奪いあう光景が取り上げられていた。
このようなことは十分ありうる。
混乱に巻き込まれる前に、早目に行動する必要がある。
では、備蓄は何日分必要か。
明確な答を出すのは容易ではない。
当初、新型インフルエンザ対策に備蓄は1週間分と言われた。
これでも、災害対策としては大きな分量だ。
しかし、パンデミックの影響は約8週間は続くといわれる中で、1週間はあまりにも短すぎる。
そこで、最低でも10日分といわれるようになった。
これでも全く足りない。
最近では、最低でも2週間分は必要といわれるようになっている。
2週間分の食料は相当な分量だ。
誰も2週間分の食料を買いだめしたことなどないだろう。
それでも、パンデミックの影響8週間に対して、2週間というのは最低ラインなのである。
いま、各家庭が2週間分の食料備蓄を始めたら、それだけで品不足が起きる。
いま品不足が起きていないのは、まだ誰も備蓄を進めていない証拠でもある。
備蓄を進めるのは、誰もやっていないうちがチャンスである。
2008年11月28日
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