新型インフルエンザが近畿2府4県で発生した場合、最終的に近畿の総人口の40%にあたる約800万人が発症する。
国立感染症研究所感染症情報センターの大日康史・主任研究官が試算した。
厚労省の試算では、最悪25%程度の感染と想定されているが、それを大きく上回る数字だ。
試算では、新型インフルエンザの初発症者を「神戸市灘区在住、東灘区に勤務する会社員」と想定。
通勤距離が短いために当初は狭い地域での感染にとどまるが、その後何も対策をとらなかった場合、大阪から周辺各府県に急速に広がり、首都圏の想定に比べ10日ほど遅れた35日目にピークを迎える。
その時点で、発熱などの症状が出る感染者は近畿の人口の17%にあたる340万人となり、最終的に2カ月間で発症者は800万人にまで拡大するという。
もちろん、これは、何の対策をしなかった場合の最悪のケースを想定している。
では、日本はどの程度の対策が進んでいるのか。
厚労省の調査によると、新型インフルエンザの発生に備え、行動計画を策定したり、対応訓練を実施したりしている市区町村が、それぞれ全体の6%しかないらしい。
日本の現状は、何の対策もしていないに近い。
もしいま新型インフルエンザが日本に上陸したら、想定される最悪のケースになってしまうことを意味する。
2008年12月24日
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