中国副首相の天皇陛下との会談をめぐってひと騒動があった。
その内容の是非についてはここでは問題にしない。
ここで取り上げるのは、小沢幹事長のメディア対応についてである。
ことは、宮内庁長官が、異例の会見をしたことから始まる。
1か月前ルールをもって会見要請を拒否したところ、政府の強力な要請によって押し切られたことをもって、「天皇の指示利用があってはならない」と政府を批判した。
これについて、小沢幹事長が反論したのだ。
「1か月前ルールは法律で決められているわけではない。天皇の行為は、国民に選ばれた内閣の助言と承認によると憲法にある通りで、問題はない」
という趣旨の発言だった。
この内容の是非はここでは問わない。
問題は、この記者会見の視聴者に与えるイメージである。
この記者とのやり取りがテレビでも放映されたが、これほど見るものを不快にさせる会見も少ない。
「30日ルールって誰が作ったの。知らないんだろ、君は。」
「君は日本国憲法を読んでいるか。天皇の行為は何て書いてある?」
「そうでしょ、わかった?」
強圧的な言動が目立つ。
どうしてこういういきさつになったのかという疑問にはなにも答えていない。
とにかく、降りかかる火の粉を振り払っているだけ。
目の前にいる若い記者たちを黙らせることしか考えていないようだ。
何も分かっていないような若造に、丁寧に説明するのも腹立たしいのだろう。
だが、この映像が報道された瞬間、これらの言葉は、国民に向けたものとなる。
視聴者が小沢氏のこの態度に不快感を覚えるのは、単に若い記者に向けられたものではなく、自分へ向けられたものと感じるからである。
映像イメージは、見ただけで誰にも分かる。
どんな言葉の解説よりも強烈だ。
記者会見は見せる場である。
それがまともにできていなければ、却って、ダメージを広げることになる。
麻生元総理もメディア嫌いで有名だった。
同じように記者に逆質問したり、嫌味を言ったりという場面が目立った。
このことが、国民の感情を逆なでしてしまった面が大きい。
小沢氏も、メディア対応能力が著しく低い。
中国訪問で満面の笑顔で要人と会う姿と、日本国民に対する強圧的な態度。
このイメージギャップは、国民の脳裏に刻み込まれてしまった。
2009年12月15日
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小沢一郎が選挙目的で選びそして選挙活動の仕方(辻立ち1日50回など)を教授された、守銭奴・福田衣里子、元キャバクラ嬢・太田和美、元風俗ライター・田中美絵子などを始めとする大量の小沢ガールズを当選させて政権交代しただけでなく、小沢派は民主党の圧倒的な最大派閥となった。
守銭奴・福田衣里子は、補償金名目で国から金を取り、製薬会社からも金を取り、議員として議員報酬を取る守銭奴なのだろう。
小沢には守銭奴・福田衣里子も利用の対象である。
小沢一郎は来年1月召集の通常国会に外国人に参政権を与える法案を提出し成立させると12日に祖国の韓国で語った。
そして在日等を連合と共に民主党の支持母体にすると同時に、在日等が日本を支配する条件を作り出す一歩を踏み出すこととなる。