2006年06月05日

村上ファンド強制捜査へ

 村上ファンドにようやく強制捜査だ。
 昨年のライブドアのニッポン放送買収騒動の時から、村上ファンドの不穏な動きは知られていた。
 時間外取引による株の大量取得の不透明な実態もいまだ解明されていない。
 既に複数の証言から、村上のインサイダー取引の実態が明らかになりつつあり、逮捕も近いらしい。
 
 村上がシナリオを書き、堀江が演じた、と言われた買収騒動。
 これで、また一つ不透明な部分が明らかになる。


 東京地検の強権発動を批判する識者もいる。
「目立った活動をする人物を見せしめのように潰そうとしているだけ」

 目立つから強制捜査が入るのは当たり前だ。
 見せしめというのも当然である。
 このような金儲けは許されないことをキッチリ社会に示す必要があるからだ。
 これが野放しだったら、裏で画策してうまくやり逃げた者が得をするという不健全な風潮を助長することになってしまう。

 いままで、放置され好き放題にやらせてしまってきたことの方が問題だ。
 堀江や村上のような人物が世の成功者として評価が定着してしまうことに違和感を持っていた人も多い。
 これが社会への警鐘になり、安易な金儲けを戒める方向に展開することを願う。
posted by 平野喜久 at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | リスクマネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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