2006年08月16日

マスコミの靖国騒動

 またまた、小泉総理の靖国参拝で、マスコミが大騒ぎだ。
 
 今年は、小泉首相の最後のチャンスということで、終戦の日の靖国参拝が予想されていた。
 驚きも意外性もない。

 首相が官邸から公用車に乗り込むところから中継をし、ヘリコプターからの空撮で追う。
 それが、さも大事件が勃発したかのようなさわぎだ。

 そして、マスコミの報道の中で必ず繰り返されるフレーズは、「中国、韓国の激しい反発が予想される」だ。
 これは、中国韓国に反発を促す誘い水だと見ていい。
 今回も、直ちに中国、韓国の反応が紹介された。
 だが、大した反応がなかったようだ。
 政府による型どおりの声明文が紹介されただけ。
 あと、一部の政治団体が抗議デモを行なったのが映像として捉えられたぐらい。
 日本のマスコミが探し回った挙句、見つかったのはこの程度だったということだろう。
 とても激しい反発に見えない。
 
 ある日本の新聞では、「反日デモは発生せず」と、中国で激しい反発が起きないことを不思議がるような記事があった。

 この靖国問題は、まさに、日本のマスコミが焚きつけ、煽っているのがはっきりしてきた。

 この15日に向けて、連日のようにマスコミは靖国問題を取り上げ続けた。
 総裁選に争点化するようにわざと仕向けてきた。
 昭和天皇のオフレコ発言まで持ち出した新聞社もあった。

 にもかかわらず、参拝後のアンケートによると、靖国参拝について国民の過半数の支持を得た小泉首相。
 マスコミの悔しがる姿が目に浮かぶようだ。

 参拝後、小泉首相は、記者会見を行なった。
 そこで、20分にもわたって持論を述べた。
 靖国参拝に対する批判を3点に整理し、それぞれについて丁寧に弁明した。
 平易なたとえ話を交えながら、非常に分かりやすい言説だった。
 歴代総理で、これほどストレートで分かりやすい話をする人は珍しいのではないか。
 あまりにストレートすぎて、ドキリとする部分もある。

 これでもなお、小泉首相は説明責任を果たしていない、と難癖を垂れるサヨクコメンテーターがいる。
 昔と同じ批判を繰り返していれば、期待される役割が果たせるのだろう。
 サヨクコメンテーターとは、いかにもお気楽な家業だ。

 マスコミは断片を放送するだけなので、テレビ報道だけでは、主張の全体像を理解できない。
 この記者会見をノーカットでぜひ見ていただきたい。
 ネット上で探せば見ることができる。
posted by 平野喜久 at 22:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 純ちゃんが、とうとう終戦記念日に靖国へ参拝しましたね。 盆休みで、ゆっくりとテレビを観ようとしていましたが、とりあえずNHKはゆっくりと観ました。 NHKの報道手法や内容は、昨今のNHK問題を解消し..
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Tracked: 2006-08-17 01:35