京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞することが決まった。
かねてから画期的な研究成果として注目を浴びていたが、大方の期待通り受賞となった。
iPS細胞の研究については、最近になって成果が上がり始めた若い分野。
山中教授も現在進行中で成果を出しつつある。
ノーベル賞というと、研究者として一時代を築いた高齢の研究者に与えられるケースが多いが、今回は違う。
それだけ、iPS細胞の研究は画期的であり、今後の医学研究や医療技術分野に多大な影響を及ぼすことが確実視されていると言うことだろう。
iPS細胞とノーベル賞というキーワードで思い出す事件がある。
韓国で起きた、重大な研究捏造事件だ。
ファンウソクという研究者が再生医療に関して画期的な成果を上げたと注目を浴びた。
初めてのノーベル賞受賞か、と世論が沸騰。
国家も研究費を潤沢に注ぎ込み全面支援。
教科書に取り上げられ、生い立ちが伝記となり、記念切手が発売される。
まさに国を挙げての大騒ぎになった。
ところが、その研究成果はすべてでっち上げだったことが発覚。
国と国民を欺き続けた壮大な詐欺事件となった。
日本人の受賞をうれしく思う。
そして、再生医療分野で世界トップレベルのさらなる進展を期待したい。
2012年10月08日
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山中・京大教授iPS細胞作製でノーベル生理学・医学賞受賞 おめでとうございます。
Excerpt: 昨日のブログ記事に 【追記】として書こう かと一瞬思ったん ですが。 やはり、これだけで ブログ書かなきゃね。 山中教授、ノーベル賞 受賞、心からお祝い 申し上げます。o(^▽..
Weblog: 自分なりの判断のご紹介
Tracked: 2012-10-09 10:19