1日に映画「リンカーン・秘密の書」を鑑賞。
3D、日本語吹き替えバージョンで。
近所の映画館。21:45〜。
封切り初日、1日は割引鑑賞できる日。
にもかかわらず、観客はまばら。
時間帯が遅すぎたのか、映画自体に人気がないのか。
以下、ネタバレ。
この映画、リンカーンが主人公だが、歴史劇ではない。
歴史の舞台を絡めたバンパイア映画だった。
リンカーンが、バンパイア狩りを行うという荒唐無稽のストーリー。
ストーリーのうまさを求めてはいけない。
ひたすら、映像の迫力を味わう映画だ。
3D映画は、その映像のリアリティが優れている。
スクリーンに映像が映っているという感じがしない。
目の前に大きな窓が開いていて、その向こうの世界を直接見ているという錯覚を覚える。
カメラがターンすると、まるで、劇場そのものが大きく動いて方向転換しているかのようだ。
リアルすぎて酔ってしまいそうになる。
バンパイアが襲ってくる場面は、まさに3D効果の醍醐味。
目の前にバンパイアが迫ってくる。
迫力がありすぎて直視できないほど。
もうひとつ新しい発見。
動きの少ない場面では、よく見ると、空気中に細かい埃が舞っているのが見えるのだ。
最初は何がちらちらしているのか分からなかった。
だが、それはよく見ると細かい埃なのだ。
僅かな風や人の息づかいでその埃も動く。
大画面の3Dだと、その動きがすごくよく分かる。
これは、偶然、映画に映ってしまったというより、演出として狙ったものだろう。
この漂う埃が見えることで、その場の奥行きのある空気が感じられるのだ。
まるで、自分もそのばに居合わせているような感覚になる。
動きの少ない平面的な映像なので、埃を立体的に動かすことでその場の空気感を醸し出したかったのに違いない。
3D映像ならではだろう。
この感覚は、初めての体験だ。
いままで、3D映像というと、ものが飛び出したり、飛んできたりという効果で観客を驚かすというのが通常のパターンで、少し飽き飽きしていた。
だが、今回の「埃の効果」は違う。
このような演出方法もあったかと感激。
この映画は、映画館で迫力映像を見なければ意味がない。
ストーリーがグダグダなだけに、DVDやブルーレイでは時間の無駄になりそう。
2012年11月02日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
映画「リンカーン/秘密の書」奇想天外な発想から生まれた秘密のお話
Excerpt: 「リンカーン/秘密の書」★★★3D鑑賞 ベンジャミン・ウォーカー、ドミニク・クーパー、 アンドニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド出演 ティムール・ベクマンベトフ監督、 ティム・バー..
Weblog: soramove
Tracked: 2012-11-15 07:24