積極的に学びたい、取り組んでみたい、という企業が増えてきた。
マスコミも、興味を持ち始めている。
先日もテレビ局の取材を受けた。
まだまだ手探りで情報収集している段階だそうだが、「BCP」が今後のキーワードになりうる、と読んでいるらしい。
BCPは企業の地震対策、という誤解がまだまだ多い。
BCPは、緊急事態に遭遇しても、企業が存続できるように、いまの経営体制をどうするか、という対策なのである。
地震が起きたときにどうするか、ではない。
いまの経営をどうするか、というところが大事なのだ。
いつ起こるか分からない地震のことを心配しているより、今日の稼ぎをどうするかの方が大事だ、と言う経営者がいる。
しかし、緊急時の対策ができていない企業は、いまの経営も非常に危なっかしいと判断されるということを認識すべきだろう。
もしものときの対策のできている企業は、社員の意識が違う。
それが、日常の業務全般に現れる。
「まぁ、なんとかなるさ」という社員と、
「これで、大丈夫だろうか」という社員。
仕事への取り組みも全然違ったものになる。
この意識の違いが、外部には経営品質の違いとして認識される。
BCPは、いつ役に立つか分からないものではなく、いま現在の経営に直接影響するものなのだ。
おすすめしたいのは、BCPを経営改善のツールとして使うということだ。
昔の経営改善はTQCで、いかに効率のいい経営をするかというのが第一優先だった。
これからは、いかに社会的に信頼される企業経営を目指すかが優先される時代である。
コンプライアンスしかり、CSRしかり。
そして、BCPもその流れの中にある。
・BCPを経営改善のツールとして使う
例えば、どんなことでしょうか?
・敏感になっている業種はどのあたり?
ご教示いただければ幸いです。
西川 http://www.ghsolution.co.jp