2013年06月17日

映画「インポッシブル」

 映画「インポッシブル」を鑑賞。
 題名だけを見ると、スパイアクションの映画かと思わせる。
 だが、スマトラ島沖で発生した津波災害の映画だった。
 日本でこの映画がまったく話題にならないはずだ。

 日本で働くイギリス人家族がタイのビーチにバカンスに出かけたとき津波災害に遭遇し、家族5人がばらばらになりながらも必死に生き延び、無事に家族全員が再会し、生還を果たすまでのヒューマンドラマ。
 実話に基づく。
 地震発生のシーンはなく、何の前触れもなく津波が押し寄せるところから過酷なシーンの連続となる。
 巨大津波のシーンは、大迫力。
 人が津波に巻き込まれる場面もしっかり描く。
 海中で瓦礫と一緒にかき回されるシーンも描写される。
 実体験に基づく再現であるだけに、リアルだ。
 津波に巻き込まれると、洗濯機の中でかき回されるような衝撃を受けると言われるが、それが実感できる。
 まるで、自分も一緒にかき回されているような感覚になる。
 多くの人は、かき回されている最中に瓦礫に衝突し意識を失う。
 運良く軽微な負傷で済んだ人だけが、水面に顔を出すことができる。
 助かったと思うのもつかの間。
 津波の第2波第3波が襲ってくる。
 早く治まってくれ! と言いたくなる。
 この津波のシーンは時間としては短いが、印象は強烈。
 これほど津波をリアルに描いた映画は他にない。
 東日本大震災を経験した日本人には刺激が強すぎるとして、CMも行われていないのだろう。
 映画館も観客はまばらだった。
 ヒット作にはなりそうにない。
 だが、これは単なるパニック映画とは違い、実体験に基づくものであるだけに、記録映画としての価値は高い。
 5年後10年後に価値の出る映画かもしれない。
 

 

 
posted by 平野喜久 at 10:53| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 24日のことですが、映画「インポッシブル」を鑑賞しました。 マリアとヘンリーは3人の息子と共にタイにやって来た。 しかし 彼らは未曾有の天災に巻き込まれ 一瞬にして津波にのみ込まれ散り散りになってし..
Weblog: 笑う社会人の生活
Tracked: 2013-07-03 17:26