2005年05月16日

『悪魔のマーケティング』日経BP社

 『悪魔のマーケティング』という本の読後感。
 これは、タバコ会社の実態を暴いた告発本の装いだ。
 タバコに明らかに事態に害があることを承知で、それをごまかしながら、販売を続けてきたタバコ会社の実態が分かる。
 タバコ会社の内部文書や幹部の発言をもとに構成されているところが特徴。
 タバコに害があるのは、誰もが承知していることだし、それをタバコ会社がごまかしながら売ろうとしているのも誰もが承知。
 いまさらこのような告発にも誰も驚かないだろう。
 しかし、タバコ会社が、害のあるものを売りつけようと、ここまで露骨に画策していたとは驚きだ。
 そして、未だにそれが続いている。
 まさに、悪魔の所業である。

 JTがなぜ子どもの将棋大会のスポンサーをしているのかが分かった。

 マーケティングとあるが、ビジネス書ではない。
 書名と出版社名から、勘違いする人が多そうだ。
 もちろん、タバコ会社の所業から、本来売れるはずのないものを売ってしまう戦術を嗅ぎ取ることはできるかもしれないが。

 訳者も医療関係の人であり、純粋に、タバコの害を広く知らせようとするのが目的の本。
 
posted by 平野喜久 at 10:32| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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