三瀧商事のコメ偽装事件。
四日市市の米穀販売会社「三瀧商事」が、外国産米をまぜたコメを国産米と偽装して販売していた問題。
三重県警は24日、日本農林規格(JAS)法違反と米トレーサビリティー法違反の疑いで、同社や関連会社などを家宅捜索。
偽装米問題は刑事事件に発展した。
中国産や米国産のコメをまぜていたにもかかわらず、国産米と偽装表示してコメを販売した疑い。
米トレーサビリティー法は、コメがどのような経路をたどって消費者に届くのかを確認できるようにするための法律。
業者間でコメやコメ加工品の販売や移動をした場合、品名や産地などの情報を記録し3年間保存しなければならない。
違反すると50万円以下の罰金。
農水省と三重県は三瀧商事などにJAS法などに基づく改善指示や勧告を行った。
三瀧商事とミタキライスは今月10日付で解散と清算を決めた。
またまた、コメの偽装事件。
米トレーサビリティー法ができたが、罰金50万円以下では、抑止効果は全くない。
むしろ、やったもの勝ちを奨励するような法律になっていた。
実際、関係した会社は解散してしまい、一目散に逃げた。
コメの偽装は見極めるのが非常に難しい。
一般消費者にはまず無理。
何か変だなと思ったとしても、それを確認する手段もない。
だから、コメ流通の信頼性を担保できる仕組みがいる。
貿易自由化で外国産のコメが安価で入ってきても、国内産のブランドが揺るぐことはないから大丈夫と言う。
ところが、現状では、貿易自由化の前に、国産ブランドの信頼は失墜する。
2013年10月25日
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