2014年03月01日

米国マックに損害賠償訴訟:ナプキン1枚で

 共同通信の報道による。
 アメリカで、客がマクドナルドを相手に損害賠償訴訟を起こしたとして話題になっている。
 その理由は、十分な枚数のナプキンをもらえなかったから。
 150万ドルの賠償を求めている。

 客がハンバーガーを注文した際、1枚しかナプキンがないと苦情を言うと「枚数は決められている」と断られた。
 そのために、その後、心痛で仕事が手に付かなかったという。
 これが、訴訟を起こした理由だ。

 以前、マクドナルドのコーヒーでやけどをした客が損害賠償訴訟を起こし、286万ドルの賠償命令の判決を勝ち取った事例がある。
 それ以来、大企業相手に巨額な賠償訴訟を起こす一般消費者が続出。
 そのような風潮をあおる弁護士もおり、言いがかりのような訴訟が相次いだ。
 今回のナプキン訴訟も、同じたぐいのものだ。

 日本人の感覚からすると、「ナプキンぐらい好きなだけ提供すればいいのに」と思う。
 そして、「ナプキンぐらいで訴訟なんて大げさすぎだ」と思う。
 しかし、精神的苦痛は個人の問題であり、一般常識では推し量ることはできない。
 本人が、「仕事が手につかないほどの苦痛を味わった」と言えば、それを否定するのは難しい。
 それを、裁判所がどう判断するのだろうか。
 アメリカの場合は、陪審員が判定を下すので、一般の陪審員の心情に訴えることができると、賠償命令となる。
 特に、大手企業相手の訴訟の場合は、懲罰的な判決が出ることがある。
 客が実際に受けた損害を補償する程度では、大企業にとって少しもダメージにはならない。
 それで、信じられないほどの巨額の賠償命令となる。
 
 ナプキン訴訟がどうなるか、興味深い。





 
posted by 平野喜久 at 20:55| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リスクマネジメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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