2014年04月27日

電子ブック第4弾:「簡単モデルでBCPを作ろう」

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 Kindle電子ブック第4弾をリリース。
 『簡単モデルでBCPを作ろう』
 「〜監修者が解説する『中小企業BCPモデル』の使い方とポイント」

 昨年、滋賀経済同友会が公開した「中小企業BCPモデル」の使い方を解説したガイドブックだ。
 このモデルは、滋賀経済同友会の危機管理研究会が、プロジェクトチームを作って完成させた傑作。
 実際の中小企業に使い勝手を確かめていただき、現場の知見をフィードバックさせて作りこんである。
 シンプルでわかりやすく、何より中小企業の知見が反映されているという点で、ほかにはない価値を持っている。
 世の中に出回っているBCPのお手本は、欧米のテキストを直訳したような日本の実情を無視したものか、大企業向けの大げさな内容になっており、中小企業には分かりにくくて使いにくい。
 これが、中小企業のBCP普及を妨げてきた。
 その反省から生まれたのが、この中小企業BCPモデルだ。

 滋賀経済同友会から、BCPモデルの策定について支援要請をいただき、プロジェクトに参画することになった。
 このプロジェクトの立ち上げから、グループワーキングのファシリテーター、BCPフォーマットの提案、中小企業情報の聞き取りと知見のフィードバック、BCPモデルの解説部分の執筆など、監修者として全面的にお手伝いさせていただいた。
 中小企業にとって、本当に使いやすいBCPモデルが出来上がったと自負している。
 
 今では、BCP策定支援をさせていただくときは、かならずこのBCPモデルを使うようにしている。
 わかりやすさと取り組みやすさという点で、大変な好評をいただいている。
 1年間、このモデルを使った支援をしてみて、その実効性を改めて実感しているところだ。

 今回の電子ブックは、このBCPモデルのガイドブックだ。
 各シートはどのように使うのか、その時のポイントは何か、注意事項は何か、というところを詳しく解説してある。
 このBCPモデルの中には、様々な工夫があり、様々な知恵が注ぎ込まれている。
 モデルが出来上がる経緯を承知している監修者でなければ分からないようなポイントがいくつかある。
 「なぜ、こんなことをしなければいけないのか」、「こうすることにどのような意味があるのか」、というような表面的には見えないところに意を注いで解説した。
 このガイドブックに沿ってBCPに取り組めば、間違いなく一通りの基本的なBCPを作ることができる。

 中小企業のBCP普及の一助になればうれしい。
posted by 平野喜久 at 23:44| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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