英語版「なぜ少女のマッチは売れないのか」の出版準備が着々と進んでいる。
まず、英語の表題が決まった。
The Little Match Girl Marketing
非常にシンプルだ。
はじめは、日本語の表題を直訳したような英語タイトルを考えたが、長ったらしくなる。
英語の本に長い表題は向かない。
長いと、表紙が文字だらけになってしまうからだ。
実際に売られている英語のビジネス書を見ると、いずれも表題はシンプルだ。
数語の言葉で構成されるものが多い。
それで、余分な単語を削って、どうしても必要なキーワードだけを残すことにした。
それで、こんな表題になったというわけだ。
これなら、マッチ売りの少女を題材にしたマーケティングの本だ、ということは分かるだろう。
表題が決まったところで、表紙画像のデザインに取り掛かる。
マッチ売りの少女と聖ペテロが会話しているシーンをイラストとして前面に出す。
聖ペテロは白髪白鬚の男性で、手に大きな鍵を持っている。
鍵を持っているのがポイントで、これだけで、キリスト教圏の人は、天国の門番をしている聖ペテロだと分かる。
その聖ペテロとマッチ売りの少女が話している。
このイラストを見れば、勘のいい人は、どういうことかが分かるだろう。
マッチ売りの少女は、最後に天国に上っていった。
そして、天国の入り口で聖ペテロに会い、話をすることになったのだろうと気づく。
この本は、マッチ売りの少女の童話の続きから始まるのでは、と思わせる。
ここまで分かれば、表紙の訴求力としては十分だ。
イラストはプロに作画を依頼。
日本アニメのようなイラストだが、これが海外でインパクトをもたらすのではと見込んでいる。
英語のビジネス書でアニメ風のイラストを使っているケースはほとんどない。
文字だけでデザインされているものが最も多い。
イラストが挿入されている場合も、補助的に添えられているだけだし、そのイラストもラフなスケッチ画のレベル。
私から見ると、英語ビジネス書のデザイン性はあまり高くない印象だ。
その中にあって、日本アニメ風のイラストは目立つに違いない。
日本アニメは、海外でも人気なので、違和感なく受け入れられるだろう。
電子書籍の場合、実際に本を作るわけではないので、表紙画像といっても、実際に本の表紙になるわけではない。
Amazonのストアで検索した時に、表示される画像を作っているということだ。
そうなると、本の表紙らしさを求める必要はない。
Amazonストアの中で、いかに目立つデザインにするかがポイントになる。
ただいま、試行錯誤を繰り返して、ストア上で最も目立つデザインを模索中。
2014年12月14日
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