2014年12月14日

準備着々:英語版「なぜ少女のマッチは売れないのか」

 英語版「なぜ少女のマッチは売れないのか」の出版準備が着々と進んでいる。
 まず、英語の表題が決まった。

The Little Match Girl Marketing

 非常にシンプルだ。
 はじめは、日本語の表題を直訳したような英語タイトルを考えたが、長ったらしくなる。
 英語の本に長い表題は向かない。
 長いと、表紙が文字だらけになってしまうからだ。
 実際に売られている英語のビジネス書を見ると、いずれも表題はシンプルだ。
 数語の言葉で構成されるものが多い。
 それで、余分な単語を削って、どうしても必要なキーワードだけを残すことにした。
 それで、こんな表題になったというわけだ。
 これなら、マッチ売りの少女を題材にしたマーケティングの本だ、ということは分かるだろう。

 表題が決まったところで、表紙画像のデザインに取り掛かる。
 マッチ売りの少女と聖ペテロが会話しているシーンをイラストとして前面に出す。
 聖ペテロは白髪白鬚の男性で、手に大きな鍵を持っている。
 鍵を持っているのがポイントで、これだけで、キリスト教圏の人は、天国の門番をしている聖ペテロだと分かる。
 その聖ペテロとマッチ売りの少女が話している。
 このイラストを見れば、勘のいい人は、どういうことかが分かるだろう。
 マッチ売りの少女は、最後に天国に上っていった。
 そして、天国の入り口で聖ペテロに会い、話をすることになったのだろうと気づく。
 この本は、マッチ売りの少女の童話の続きから始まるのでは、と思わせる。
 ここまで分かれば、表紙の訴求力としては十分だ。
 
 イラストはプロに作画を依頼。
 日本アニメのようなイラストだが、これが海外でインパクトをもたらすのではと見込んでいる。
 英語のビジネス書でアニメ風のイラストを使っているケースはほとんどない。
 文字だけでデザインされているものが最も多い。
 イラストが挿入されている場合も、補助的に添えられているだけだし、そのイラストもラフなスケッチ画のレベル。
 私から見ると、英語ビジネス書のデザイン性はあまり高くない印象だ。
 その中にあって、日本アニメ風のイラストは目立つに違いない。
 日本アニメは、海外でも人気なので、違和感なく受け入れられるだろう。

 電子書籍の場合、実際に本を作るわけではないので、表紙画像といっても、実際に本の表紙になるわけではない。
 Amazonのストアで検索した時に、表示される画像を作っているということだ。
 そうなると、本の表紙らしさを求める必要はない。
 Amazonストアの中で、いかに目立つデザインにするかがポイントになる。
 ただいま、試行錯誤を繰り返して、ストア上で最も目立つデザインを模索中。

 
posted by 平野喜久 at 00:30| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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