2015年01月11日

無料キャンペーンの実施:英語版電子ブック

 英語版電子ブックプロジェクト。
「Why She Couldn't Sell Her Matches」
http://www.amazon.co.jp/dp/B00RDX7GM2/

 リリースして2週間。
 ほとんど反応がない。
 日本アマゾンで1件のダウンロードが確認されただけ。
 少々期待外れ。
 もちろん、リリース直後からバカ売れするとは思っていなかったが、何らかの反応があるだろうと思っていた。
 いままで、日本アマゾンで日本語の電子ブックを5冊リリースしたが、いずれもリリース直後からダウンロードがあった。
 電子ブック市場のでかいアメリカなら、もっと反応があるはず、と思ったが様子が違う。
 アメリカの電子ブック市場はあまりにも規模がでかすぎた。
 リリースしただけでは、大海に小石を放り投げた程度のインパクトしかないのだ。
 その小石は、放っておけば沈んでいくだけで、浮かび上がることはない。

 私の実感としては、アメリカの電子ブック市場は、日本の20〜30倍という感じだ。
 市場がでかい分、当然ながらライバルも多い。
 毎日膨大な数の新規リリースがある。
 日本アマゾンでは、リリース直後1か月程度は「新着」という赤いラベルがつく。
 リリース直後はよく目立つようになっている。
 ところが、アメリカアマゾンはそんな配慮はない。
 数が多すぎるからだろう。
 
 次の課題は、膨大な数のライバルの中でどのように目立つか、だ。
 2週間の時間を使って、プロモーションのための準備作業を行なった。
 まず、表紙画像を変更。
 アメリカアマゾンの電子ブック市場は、フィクションが圧倒的に多い。
 フィクションの場合、言葉でその価値を表現するのは難しい。
 表紙画像でイメージを伝えるしかない。
 それで表紙デザインの出来不出来が売り上げに直結する。
 そのために、表紙デザインは非常に凝ったものが多い。
 映画のパンフレットでは、と見まがうような完成度だ。
 それとは対照的に、ノンフィクションは表紙画像が地味だ。
 特にビジネス書は、非常にシンプル。
 デザイン性よりも、表題がしっかり読めることを優先している。
 
 「Why She Couldn't Sell Her Matches」の場合、フィクションの形をとったビジネス書だ。
 位置づけが非常に難しい。
 表題で内容を理解させると同時に、インパクトのあるデザインを模索した。
 よって、表題も変更。
 表題と副題を入れ替えたのだ。
 表題を読んだだけで具体的なイメージにつながるようにした。

 副題の最後に「(Business Case Study)」という補足ワードをつけた。
 これで、このブックの位置づけが明確になる。

 アマゾンのサイトに表示される解説文も作り直し。
 フィクションでありながらビジネス書という複雑な特徴。
 ブックの性質、目的、内容が分かりやすく、なおかつ、ネタバレにならない程度に。
 タグも使って、表示にメリハリをつけた。
 
 これらの準備は、来週仕掛けるプロモーションのため。
 KDPセレクトの無料キャンペーンを実施する。
 期間は、1月13日〜17日
 アマゾンでは、90日に5日間だけ、無料キャンペーンを実施できる。
 普段は無料販売はできない。
 ところが、この5日間だけは、無料販売ができる。
 無料販売期間に多くの読者にダウンロードしてもらい、読んでもらうことで、作品を知ってもらう。
 すると、読んだ人がレビューを書いてくれる。
 または、SNSを通して感想を書いてくれる。
 これでブックの露出が多くなり、キャンペーンが終わった後も、販売が継続する。
 販売は増えると、ランキングが上がり、目につくようになる。
 目につくようになると、更に売れるようになる。
 このような好循環を狙うわけだ。

 ところが、問題がある。
 アメリカAmazonは、無料キャンペーンだけでも毎日大量に実施されている。
 単に無料にしただけでは、人目につかない。
 せっかく無料にしたとしても、探してもらえなければ、意味がない。
 何の反応もなくキャンペーン期間を終わってしまう。
 そのために、アメリカでは、プロモーションのためのサービスがいくつも立ち上がっている。
 無料キャンペーンの電子ブックを紹介するサイトだ。
 単に無料の電子ブックをリストアップするだけのサイトから、積極的に情報発信してプロモーションを仕掛けるサイトまで。
 無料サービスのものもあれば、有料のものもある。
 私も、無料キャンペーン実施に向けて、プロモーションサービスに登録することにした。
 無料のものから、有料のものまで。
 有料サービスは、安いものは5ドル。高いものは80ドル。
 無料のものは、掲載が保証されるわけではないし、掲載されたとしても、どの程度の効果があるかどうかは不明。
 有料のものは、掲載は保証される。
 更にメールマガジンやSNSなどを通して情報発信までしてくれるようだ。
 それでも、どこまでの効果があるかはよく分からない。
 
 これらのサイトを見ると、どうも対象はフィクションの電子ブックを想定しているようだ。
 フィクションの場合、キーワードの検索でブックを探してもらうことを期待するのは無理。
 とにかく露出して、表紙画像を見てもらうしかない。
 それだけに、このようなプロモーションサービスを利用せざるを得ないのだろう。
 ビジネス書の場合は、ある程度、表題で内容を示すことができるし、ターゲットも明確になる。
 キーワード検索でピックアップされる可能性は高い。
 だから、プロモーションサービスは、フィクションが主体で、ノンフィクションは少ない。
 ビジネス書については、ほとんど扱われていないようだ。
 私の本の場合、このプロモーションサービスを利用しても、対象が違うため、あまり効果は期待できないという不安はある。

 さて、今回の無料キャンペーンで、反応があるのか、ないのか。
 実験結果が見ものだ。 
 
 
 
 
posted by 平野喜久 at 11:06| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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