8月1日17時9分、東京湾震度7の緊急地震速報が流れた。
スマホのアラームが鳴って、画面を見たとき、緊張した。
「ついに、首都直下地震が来たか」
ところが、奇妙なことに第1報のアラームだけで次が続かない。
地震アプリを開いて、情報を見ると、関東エリア一帯が震度7の表示で真っ赤。
日本列島全域に震度表示が出ている。
「なんか、おかしい」
細かいデータを見るとマグニチュード9.1、深さ10km。
ますますおかしい。
やがて関東エリアでは地震が起きておらず、誤報だと判明した。
今回の誤報は、落雷によるノイズが悪さをしたらしい。
1か所の地震計に過電流が流れ、そのノイズデータを瞬時に解析して発信したために、とんでもない巨大地震という誤報になった。
緊急地震速報には2種類ある。
一般向けと高度利用者向け。
高度利用者向けは、会員向けのサービスで、いち早くキメ細かい情報を提供することを目的とする。
だから、1か所でも地震データを観測したら、その情報をもとに第1報を出す。
第1報の速報性に重きを置いているからだ。
だが、周辺の地震計に反応がなかった場合は、直ちに誤報として取り消される。
今回、第1報だけで後が続かなかったのは、このためだ。
3年前の8月初旬にも「奈良県震度7」という誤報があった。
この時期は、落雷による誤報が起きやすい。
一般向けは、テレビ、ラジオ、エリアメールなど、広域の不特定多数に配信される。
複数個所で地震発生のデータを確認した段階でアラームが発信される。
速報性に劣るが、誤報の少なさが優先されている。
今回、テレビやラジオで緊急地震速報が流れることはなかった。
今回の緊急地震速報では、電車が止まったり、オフィスでアラームが鳴ったりして、一時、騒然となった。
直後に誤報と分かって、ほっとしたが、これは、いい訓練になった。
本当にうちの装置はアラームが鳴るのか。
アラームが鳴った時、うちの社員は迅速に安全行動がとれるのか。
不意打ちの訓練だからこそ、実践レベルの確認ができる。
誤報であったことに文句を言ってはいけない。
異常データを見逃さずに瞬時に反応してデータ配信されたことだけでも評価しよう。
空振り三振はOKだが、見逃し三振は許されない。
2016年08月02日
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