2017年06月09日

上皇陛下は京都御所にお戻りいただこう

 天皇陛下の退位に向けた特例法が参議院本会議で採決が行われ、全会一致で可決、成立した。
 今上陛下は、退位後、上皇陛下になり、東宮御所に移られるという。
 200年ぶりの退位が行われるという歴史的な出来事が行われようとしているのに、何のサプライズもなく、面白みがまったくない。
 「上皇陛下には京都にお戻りいただこう」という声が上がらないのが不思議だ。
 退位後は、公務から離れるのだから、東京にお住まいになる理由はない。
 この際、本来の居場所である京都にお戻りいただくのがあるべき姿ではないのか。

 明治になり、首都が京都から東京に移った。
 しかし、この東京遷都は根拠が曖昧のまま、なし崩し的に実現したものだ。
 いま、世界中の人が日本の首都は東京だと思っているが、東京遷都は正式に決議されたことも、法律で規定されたこともなく、そこには何の根拠もない。
 明治天皇が東京に移られたのも、正式の引っ越しではない。
 明治になって、天皇はいろんな所へ行幸されたが、「次は東京の政治状況を見に行かれる」と東京への行幸に出発したまま帰らなかった、というのが実態らしい。
 つまり、京都の側からみると、天皇は東京に出かけたまま、帰ってきていないだけなのだ。

 京都御所も当時のまま残っている。
 上皇陛下は京都御所に戻られたらいかがか。
 ついでに、秋篠宮殿下も京都にお戻りになっていい。
 秋篠宮殿下も、東京にいなければならない理由はない。
 天皇に即位したとき、東京の皇居にお移りいただくというシステムにしたらどうだろう。
 そして、宮内庁も京都に移転する。

 さらに、天皇も京都にお住まいいただいてもいい。
 首都も京都に戻す。
 皇室の本拠地は京都。
 天皇は、公務のために東京出張という扱いだ。
 いま、京都市はリニア新幹線の駅誘致に一生懸命だが、天皇陛下を京都にお戻しすることで、リニアを京都に通す名目が立つ。
 
 皇室の京都移転は、首都機能の地方分散が課題となる中、その第一歩の象徴的なイベントになるだろう。
  
posted by 平野喜久 at 21:56| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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