2017年07月06日

「こんな人たち」は誰のことか:安倍総理の街頭演説

 都議選での安倍総理の街頭演説。
 その中の一言が物議を広げている。
 演説の中で、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」という発言があり、これが問題だというのだ。
 なぜ、問題かというと、自分と意見の違う人たちを見下し、敵とみなして打ち負かそうとする姿勢がよろしくないというのだ。
 共産党の小池書記局長は記者会見で「民主主義の根本を否定するもので、言語道断だ」と批判。
 朝日新聞は、「多様な世論に耳を傾け、意見をまとめ上げる立場の最高権力者が、有権者を敵と味方に分けるかのような発言」と決めつけた。
 民進党の蓮舫代表は、「看過しがたい。訂正、謝罪を求めていく」と述べた。
 テレビのコメンテーターは、「国民を2分して対立をことさら煽るような姿勢は問題」と難癖をつけた。

 安倍総理の街頭演説を映像で見たが、彼の発言のどこに問題があるのかまったく分からない。
 発言の中にある「こんな人たち」というのは、有権者のことを言っているのでもないし、自分の主張に反対する人たちのことを言っているのでもない。
 それは、彼の演説を聞けばはっきりわかる。
 「こんな人たち」の前に、彼はこんな発言をしていた。

「皆さん、あのように、人の主張の、訴える場所に来て、演説を邪魔するような行為を私たち自民党は絶対にしません!」
 
 この時、秋葉原の演説会場には、大勢の人たちが集まっていたが、その中に、「安倍やめろ」という大幕を広げて、大声で騒いでいる連中がいた。
 騒ぎはどんどん大きくなっていき、安倍総理の演説をかき消さんばかりだった。
 それにたまりかねた安倍総理が、演説を邪魔する人々を軽蔑して、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言ったのだった。
 これは、彼の演説を聞いていれば、自然に理解できることだ。
 民主主義の根本を否定しようとしているのは、安倍総理ではなく、安倍総理の演説を大騒ぎで邪魔しようとする人たちの方ではないのか。

 ところが、安倍総理の「こんな人」というところだけ切り出し、問題発言化しようとした人がいる。
 それに乗っかって、批判の火の手を上げようとする人がいる。
 さらに風を送って大火災にまで広げようとする人がいる。
 とにかく、安倍総理のイメージダウンだけを狙ったような動きに嫌悪感を催す。
 
 安倍総理は、演説を邪魔する人たちを批判した後、こんなことも言っていた。
 「私たちはしっかりと政策を真面目に訴えていきたいんです!憎悪からは、何も生まれない。相手を誹謗中傷したって、皆さん、何も生まれないんです」
 ここに対立をことさら煽るような言動がどこにあるというのだろう。
 曲解もいいところだ。

 不思議なのは、その場にいて彼の演説をすべて聞いていたはずのマスコミまで、安倍総理の発言を一部だけ切り取り、同じ論調で批判していることだ。
 安倍総理の発言に、有権者を2分して敵対させるような意図はまったくないことは、その場にいた人たちなら分かっていたはず。
 分かっていながら、わざと誤解を拡散させるような報道を続けているように見える。
 事実を客観的に報道するという最低限の役割すら放棄している。



posted by 平野喜久 at 19:08| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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