新型肺炎のリスクが高まっている。
いま私たちは感染拡大期の入り口に立っており、今後の展開から目が離せない。
この新型肺炎は間違いなくBCPの対象リスクだ。
今後、日本は感染拡大期に入っていく。
日本各地で散発的に感染拡大が始まる。
ここで、企業も非常態勢に切り替えていかなくてはならない。
新型感染症のリスクは、ヒトだけにダメージを及ぼす災害なので、ひたすらヒト対策を徹底するしかない。
企業の対策のポイントは、
・職場で集団感染を起こさないこと
ここに全力を挙げる必要がある。
そのためには、
1.まず、従業員が感染しないこと
2.万が一、感染者が出たとしてもウィルスを職場に持ち込ませないこと
これに尽きる。
今回のウィルスは毒性が低く、重症化するのは高齢者か基礎疾患の持ち主だけという認識から、大げさに騒ぐ必要はないという人もいるが、そうではない。
多くの人は重症化したり死亡したりしないとしても、発症者は、高熱、吐き気、頭痛、下痢、関節痛、倦怠感などに襲われ、一定期間働けなくなる。
死ななければ感染しても構わないという人はいないだろう。
特に、新型感染症については、免疫を持っている人が誰もいないので、職場にウィルスが持ち込まれると簡単に集団感染を起こす。
すると、その職場の従業員が一斉に感染し、一度に全員が出社不能になりかねない。
企業としては、この事態を避けなければいけないのだ。
だから、これは、個人の健康の問題、病気の話と認識しないことだ。
あくまでも企業の危機管理の問題と捉え、組織として対応する必要がある。
この新型肺炎は、地震や風水害と同じように、企業の業務継続を脅かすBCPの対象リスクとして対応しなければならない。
2020年02月25日
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