2020年04月08日

緊急事態宣言:日本の戦略が明確になった

 緊急事態宣言が出された。
 対象となるのは、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡。
 昨日、総理の記者会見が行われたが、今までと違うのが、専門家会議の尾身氏が同席したことだ。
 今回の判断の裏付けとなる考え方を尾身氏の口から聞くことができた。
 対象となるのがどうしてこの7都府県になったのかについても尾身氏から説明があったが、まことに明快で説得力のあるものだ。
 まず、感染拡大のスピードについて、感染者が倍増するのにどのぐらいの時間がかかっているかを見る。
 2,3日になると感染爆発の恐れありと判断したらしい。
 もう一つは、感染経路不明の割合の増加。
 これが増加してきているとリスクが高いと判断したようだ。

 特徴的なのは、福岡県が入っていること。
 いままであまり福岡県は話題にならなかった。
 ところが、感染拡大のスピードが急激に上がっていることと、感染経路不明の割合が全国で一番高い。
 これで対象に入った。

 逆に、北海道と愛知県が外れた。
 当初は、感染者や死者の多い順番に対象が選ばれるのではないかと言われ、北海道と愛知県も当然入るものと予想する人もいた。
 だが、北海道と愛知県は、一時感染拡大した時期があったものの、最近は落ち着いてきている。
 そして、これまでの感染も、ほとんどが感染経路をたどれるものだった。
 クラスターつぶしを徹底したことで、いま感染拡大を抑えることができているのだろう。

 ヒトとの接触を8割減らすことで確実に感染拡大を減らせるという説明もあった。
 2週間ぐらいで、状況が好転し、1か月で結果が出るという見通しだ。
 いま、日本がどのような戦略で対応しようとしているのかも明確だ。
 
 尾身氏が同席することで、総理会見の裏付けが明確になった。
 そして、日本がこのコロナ禍にどのように対処しようとしているかもはっきりした。
 リスクコミュニケーションとしては、申し分ない。

 
 
posted by 平野喜久 at 11:54| 愛知 ☀| Comment(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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