2021年08月22日

今回の感染爆発がオリンピック開催とは関係ない理由 その2

 新規陽性者数の推移とオリンピック開催期間との関係を見てみよう。

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 枠で囲った部分がオリンピック開催期間。
 これを見ると、オリンピック開催と同時に感染拡大が始まっているように見える。
 やはり、ここには何らかの影響があったと見るのが妥当なのでは?
 いや違う。
 私たちは1年以上のコロナとの付き合いの中で、いろんなことを学んできた。
 それは、陽性者数の増減にはタイムラグがあるということだった。
 たとえば、長期連休があり人出が増えたとしても、それが陽性者数の増加として現れるのは2週間後だ。
 行動制限をかけて人出を減らしたとしても、その効果が表れるのは2週間後。
 つねにこのタイムラグの中で考えなくてはいけないはずだった。

 すると、陽性者数とオリンピックとの関係はどうだろう。
 本当にオリンピックが感染拡大に影響を及ぼしているのであれば、陽性者数の増加は2週間遅れでないとおかしい。
 このグラフを見る限り、開催と同時に感染拡大が起きており、このことはすなわち「感染拡大はオリンピックが引き起こしたのではない」ことを示していると言える。
 ということは、今回の感染拡大は、オリンピック以外に原因があると判断せざるを得ない。

 しかし、感染拡大のすべてがオリンピックに原因があるとは言えないにしても、オリンピックが感染拡大を加速させたことはあり得る。
 次回では、それについて検証してみよう。
posted by 平野喜久 at 16:59| 愛知 ☁| Comment(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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