2022年06月03日

世界の新型コロナは実質的に収束した

 イギリスのエリザベス女王の在位70年記念行事が華々しく開催された。
 女王の姿やパレードの様子を見ようと大勢の人が街に繰り出し、宮殿の前に集合した。
 この日は祝日になったらしく、国を挙げてのお祭り騒ぎだ。
 その様子を見て、気づいたことがある。
 誰もマスクをしていないのだ。
 かなりの人出で、立錐の余地もないほどの群衆だ。
 他人との距離も近い。
 おしゃべりもしているし、歓声も上げている。
 それでも、マスクをしている人がいない。

 イギリスのコロナ状況は、今どうなっているのかというと、6月1日時点で5300人の新規陽性者数だ。
 いつの間にか、こんなにも状況が収まっていたのだ。
 イギリスではかなり早いうちから、行動制限の全面解除に踏み切った。
 一時はなかなか感染状況が収まらず、解除が早すぎたのではとの批判もあったが、首相はかたくなに全面解除を維持し続けた。
 ワクチン接種が進み、重症者や死亡者がある程度抑えられるという見込みが立ったからだ。
 その後、大規模スポーツイベントなどが通常規模で行われて、再燃が心配されたが、杞憂に終わり、いまはほとんど収束状態にある。
 
 収束状態にあるのはイギリスだけではない。
 ドイツもフランスもアメリカも同じだ。
 日本も同じく収束の局面にあり、感染拡大率はどの都道府県でも1を切っている。
 それでも、日本ではマスクが外せない。
 ようやく「屋外で人と話さないのであれば、必ずしも必要ではない」とものすごく消極的な不要論が出始めたところ。
 日本人は世界で最初にマスクを着け、世界で最後までマスクを着け続ける国民になりそうだ。
posted by 平野喜久 at 21:18| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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