2023年07月09日

生成AIによる知的生産性

 生成AIが面白い。
 生成AIでいったい何ができて、何ができないのか。
 いまは、遊びながらその実態を把握する段階。
 なるほど、と舌を巻く点もあれば、これではダメだな、とがっかりすることも。
 だが、これはビジネスにおいても有効なツールであることは間違いない。
 特に、知的な業務を行なっている者にとって、生産性向上のためにAIを使うことの威力は大きい。

 今回、あるテーマについて4000文字の原稿依頼を受けたので、試しに生成AIにプロットを作らせてみた。
 「はじめに」から「第1章」「第2章」「第3章」そして「おわりに」まで、瞬時に目次案が出来上がった。
 内容を見ると、悪くない。
 このプロットに沿って書いていけば、過不足なくバランスのいい原稿ができそうな感じがする。
 それそれの見出しについて、更に細かく指示を繰り返していけば、最終原稿までAIに作らせることができそうだ。

 ところが、限界もある。
 このプロット、細かく内容を見ると、おかしいところがそこかしこにある。
 テーマと直接関係のない話が入っていたり、言葉の間違いが含まれていたり。。。
 一般の人には分からないかもしれないが、専門家の目で見るとたちどころにおかしいところが分かる。

 もう1つの限界は、内容に特徴がないこと。
 一般的な当たり障りのない内容でまとめられていて、とがった主張や個性はない。
 ネット上のどこにでも転がっている話題をまとめただけという感じにしかならない。
 この内容で原稿を書いたとしても、何の印象も残らない凡庸な文章になってしまう。
 これが、学生が課題レポートを作成するのだったら、この程度の文章で及第点はもらえるだろう。
 だが、私はプロとして報酬をいただいて原稿を書く。
 凡庸な文章を公開していては、自らの無能を晒すことになりかねない。
 
 これでプロとして生成AIをどう使ったらいいかが分かる。
 標準的な構成案はどんな内容になるのかをAIに作ってもらう。
 それに、自分自身のオリジナリティの味付けをして最終原稿を仕上げる。
 このオリジナリティをどこにどれだけ入れるかで作品の良しあしが決まりそうだ。

 標準とオリジナリティのバランスをどうするか。
 標準100%の文章は印象に残らない。
 逆に、オリジナリティ100%の文章は、個性が強すぎて受け入れてもらえない。
 ある程度すんなり受け入れてもらえて、オリジナリティを感じる文章はどのぐらいのバランスだろうか。
 オリジナリティが2割から4割ぐらいかな、という感触だが、まだ自信がない。
 いずれにしても、生成AIの登場で知的生産性が格段に向上するのは間違いなさそうだ。

 
  
 
  
 
posted by 平野喜久 at 08:56| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 世事雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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